自宅で眠っている着物はありませんか?

枝や茎が着物に描かれた写実的な模様は季節を合わせ、花だけが図案化された模様は季節に関係なく装えます。雪の結晶を図案化した雪輪も季節を問わず、夏に着ると涼しく見えて洒落ています。着物の入門者には図案化されたものや、数種類の四季の草花が描かれた模様が、季節を問わずに着られておススメです。

また、着物は半月くらい季節を先取りするものですから、花ならつぼみの頃から、「早く春が来ないかしら」と待ちわびながら桜の着物を着るのは風流なものです。もちろん、季節どおりでも素敵な装いになります。お花見に桜の模様の着物や帯を身につければ、場も華やかになるでしょう。時期限定の模様だからこそ、存分に楽しむと良いでしょう。

サンタクロースやひな人形など日にちが決まっている具体的なモチーフの場合は、遅れて身につけると違和感があります。一方、お正月のイメージの羽子板柄は、2月には違和感がありますが、1月の間であれば新年のおめでたい気分が演出できます。日本人の感覚に合った装いをすることが大切です。